CULTUREOctober 10, 2019

“Shape.” かたちつくる人たちとともに。

2019年10月コーポレートサイトをリニューアルしました。前回のリニューアルが2014年9月でしたので、ちょうど5年ぶりの全面リニューアルです。

トップのコピー(コーポレートスローガン)についても、以前はGrowth Human Capital Building Next Society. 人を軸にした新産業創出エコシステムをつくるグロースヒューマンキャピタル、としていたのですが、下記のように刷新しました。

Shape.
かたちつくる人たちとともに。
スローガンはかたちつくる人(Shapers)のコミュニティを基軸にした新産業ビルダーです。

少しこのコンセプトに込めた想いや背景について説明したいと思います。

Shape(シェイプ)という言葉に込めた想い

スローガンのミッションは「人の可能性を引き出し 才能を最適に配置することで 新産業を創出し続ける」で、これは変わりません。

新産業の創出に関わる人って誰なのか?という問いに対して、これまで、イノベータであったり、起業家・事業家、クリエイターなどさまざまな表現を使ってきたものの、どれも適切に包含できているワードになっていない気がしていました。

スタートアップやベンチャーだけではなく、大企業におけるイノベーションへの取り組みも活性化してきていますし、今後より高まっていくと考えています。起業家やスタートアップに限らず本当は誰しもが持っているはずの、創造性・クリエイティブ志向を言い当てられないだろうか。イノベータやアントレプレナーと名乗るほどではないが、何かを形作ろうという意志をもった人たちを含めた言葉はないだろうか。

そう思っていたときに出会った単語が、Shaper(シェイパー)という言葉でした。Ray Dalio氏の著書「Principles : Life and Work」の中で触れられており、スローガンがともに歩んできた人たちはまさにShapersであると思いました。

新産業を創出し続けるために、自分たちもシェイパーでありたいし、シェイパーズ・コミュニティを形成していきたい、という意気込みを表現しております。

新産業ビルダーというビジョン

これまでは新産業創出エコシステムという表現を使っていました。エコシステムという言葉は生態系という意味で、スタートアップ・ベンチャーが発展していく上での人やお金や情報の連なりとして有機的な仕組みを表す言葉として定着しつつあります。

ただ、なかなかエコシステムという言葉はわかりにくいのも事実です。また、ビジネスの世界では、昨今は自社の発展のための経済圏(販売チャネルネットワーク的な)という意味での使われ方も多く、エコシステムというよりは、エゴシステム(自分たちを中心に繁栄するためのエゴが見える)なのではと思えるケースもあるように思います。

そんな中で、もっとシンプルに自分たちの新産業を創出する存在を言葉にできないかと考えて、「新産業ビルダー」という単語に行き着きました。

中身やコンセプトの方向性はこれまでと大きく変わりませんが、より表現を洗練させていきたいと思っております。スローガンはシェイパーズ・コミュニティを軸にした新産業ビルダーを目指していきます。